チベット問題を自分なりに理解してみる

2008.04.11|taku|CULTURESOCIETY・GOVERNANCENATURE・SCIENCEPermaLinkComments (0)

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身の回りでもちょっと話題になっている、チベット問題について考えてみる。最近友人がよく遊びに行ったりしてて写真も見たりしてるので気になったので。

まず、場所がよく分からないので地図を見てみることにする。

大きな地図で見る
パッと見で地理をみると、一帯が高原地域で南と西は高山に囲まれ、北には砂漠が広がっている。唯一の開かれた方向は中国かな。中国との衝突が多いのも、地政学的に見ると、納得がいく。国でみると西はカザフスタン、南はモンゴルを挟んでロシア、南はインド。中国からすれば、大国との間にある緩衝地域みたいなものだね。

ちょっと前までは、中国がある程度自治権を認めて安定していたみたいだけれど、最近になって再び衝突が加熱してきているのは、どうやら資源問題がその背後にあるようだ。チベットには地下資源が豊富に存在しているらしい。青蔵鉄道もその資源の輸送のためと考えれば、合理的に捉えることが出来る。

そう考えると、青蔵鉄道の開通したタイミングが、北京オリンピックの前になっていることも偶然ではないのかも。中国としては経済成長とともに増えるエネルギー消費をどうしても賄う必要があるだろうし。北京オリンピックは、国際社会の前で、チベットは自分達が面倒をみてるとアピールする好機会だろうね。でも、チベットからしてみれば「大きなお世話」もいいところだろう。
*チベットに対する支配を合法化しようとする中国

といっても、チベットもこれを逆にチャンスと捉えることも出来る。国際社会の圧力を引き出して、自治権を強化できる可能性があるから。ただ、難しいのは暴力をふるわずに耐えるという姿勢を崩さないこと。一度ふるってしまうと、それをメディアコントロールする中国に利用されてしまうからだ。(話題になった映像もそうだね)それに、自治権獲得のためといえど、中国と繋がりを切るわけにも行かないし、(経済的な自立ができないから)なかなか辛い立ち位置ではある。
ダライラマ法王もやはり非暴力を訴えている。感情ではなく戦略的に。
メディアコントロールされている実態は、野口さんが語っている。

アメリカとしては中国の勢いを抑えるためにも、その問題を指摘することや、極端に言えば、北京オリンピックを中止させることまで狙っているんじゃないかと思うのだけれど、逆に日本は、直接的な利害が目に見えないせいか、それとも中国との不和を案じてか、曖昧な態度をとってしまっている感じがする。国際社会的に日本をアピールするチャンスでもあるかもしれないのに…。(むしろODAをやることよりも大事かもしれない)

とにかく、中国のご都合によって翻弄されているチベットを気の毒に思うので、独立させろとまでは言わないが、中国に干渉しないようにとは言いたい。「人のもの取らずに自分とこにあるもので、まずは何とかしてみたら」と。

というわけで、日本にも国際的なプレゼンスを高めるためにも態度をはっきりと出して欲しいものだ。先進国の仲間入りをしたい中国にとっては、国際的な圧力を無視するわけにはいかないだろうから。

日本を動かすためには、選挙と同じように1人1人の声を集めることが大事。
何が出来なくても、署名しようと思う。
日本政府に対する公開書簡

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