魔法使いの呪文:Linux
2008.02.26|magronbass|PermaLink|Comments (0)
ほぼ10年前の話になるけど、生協で「Redhad Linux入門」みたいな本を買って、それについてきたCDからLinuxをインストールしようと頑張ってみた。 もちろん、その時点ではハードのサポートが弱くて、ビデオカードが認識されない、サウンドカードが認識されない、おまけに、モデムも見えない。 全然使えない。 でも、この時点から頭では、理論的にLinuxのほうが、バージョンごとに重くなっていくWinより、CPUの駆動効率がよく、結果的には早いということは理解していた。
さて、10年たったいま、Linuxのディストリビューションは数千にものぼり、いろいろなセットアップを想定されたパッケージが配布されている。 Ubuntuのように、win感覚でインストールできる簡単なものから、PuppyLinuxみたいに、USBフラッシュドライブにインストールできる小さいもの。 ハードウェアサポートも、ほとんどの場合は自動的にドライバーが組み込まれるか、かんたんな設定で動くようになった。 そういった簡単機能を追加することによって、多少「脂肪」がついてしまったのかもしれないけど、M$系列に比べるとまだ格段に効率がいい。
Linuxの基本構造をおさらいすると、大きく分けて「内臓」と「デスクトップ」と分けれる。 「内臓」部分は、特定なLinuxの大まかな家系を示すもので、Debian, Mandrivia, Knoppixなど、個人的にはあまり詳しくないけど、とりあえず、家系によって仕組みが多少違う。 「デスクトップ」に関しては、GNOME、KDEなど、いろんな家系用に移植されているものが多いので、裏がなんの家系であろうが、GNOMEデスクトップを使っていると、ユーザー側から見るとあまり変わらない。 家系がすべてのデスクトップを使えるわけではないけど、比較的選択肢が自由なので、自分の作業しやすい環境を整えやすくなっている。
最近のlinuxは、トラブルが発生した場合とか、自分でスクリプトを組んでオートメーションをしない限り、ほとんどの作業がデスクトップから行えるようになっていて、その上、デスクトップの管理ソフト(winでいうところの、エクスプローラ、mac osのfinder)をモジュラー構造にすることによって、マシンスペックや好みにあったデスクトップを選ぶ事ができる。 これがなかなか面白いところで、例えばCompizみたいに、3Dアクセレーションを使ったものや、(macのquartzがすごくなった感じ)Xfceのように単純さとスピードを優先したもの、GNOMEやKDEみたいに、万人向けのスタンダード、enlightenmentみたいにお洒落なやつとか、とにかく選択肢が多い。
ただ、まだ少し問題なのは、作業のジャンルによって得意不得意がかなり明確なところ。 例えば、プログラミングとかデータベース関係はほぼ天下を取ってて、映像、CG系もそれなりに商業クオリティのソフトがあるんだけど、オーディオに関しては「お遊び」程度でしか使えないアプリしかなかったり、全体的に動作が不安定だったり。 日常的なウェブ、メール、ワープロに関しては、ほぼ確実にWinよりサクサク動く。
というわけで、ここまできたかLinux、って感じだけど、最近のはlive CDをつかって再起動すると、インストールなしにCDから直接動くものが多いから、それで一度いじってみて、気に入ったらインストールするってことができる。 Ubuntu、Kubuntu、OpenSuseあたりがおすすめだよ。
