「教育コーディネーター」と一言でいっても多種多様

2008.06.30|shugo|EDUCATIONPermaLinkComments (1)

先週の土曜日、青山学院大学で開催された

学び学シンポジウム「教育コーディネーターが生み出すこと」

に参加した。

参加のきっかけは、文部科学省の新教育システム開発プログラムの関係で
大変お世話になった野田市第二中学校教頭の大関健道先生がパネリスト
として登壇されるということで、ぜひ参加したいと思ったからだ。

仕事の関係で大幅に遅れてしまい前半の講演やパネルディスカッションは
ほとんど聞くことが出来なかったが、その結果、後半のグループワークで、
前半の内容が良く理解できなかった人たちのグループに入れてもらうことと
なった。

このグループは、このイベントを主催している、青山学院大学社会連携
機構ヒューマニノベーション研究センター所長の佐伯胖先生も参加し、
基調講演をされた安田先生のスライド一つ一つについて、佐伯先生がコメントを
加え、それについてみんなで議論するという形式となった。

詳細について論じる基本的な知識はないので、ここでは、僕の問題意識
に基づき、感じたこと、思ったことなどを述べさせていただく。

まず、「教育コーディネーター」という言葉一つをとっても、いろいろなことが
想起させられる。

1.総合学習など、教師の裁量の中で自由に組み立てれる授業を
  外部である教育コーディネーターと一緒に作り上げていく。

2.既存の授業の一部を活用し、強化担当の先生と連携し、
  教育コーディネーターが、その教科の専門家の人を招き、
  生徒の興味を引く、より本格的な授業(実験等)をしてもらう。

3.特別支援学級(旧特殊学級)で授業を受ける必要がある生徒の
  実態把握や実際に特別支援が必要な生徒への個別対応の
  カリキュラム作成のためのサポート業務など。

4.習熟度別の教育をサポートする教育コーディネーターも必要で特に
  最近は親が外国籍の子どもたちが学校に通うようになり、その生徒たちは
  学校だけで、サポートしきれないのが現状だ。

5.いわゆる地域本部などといった、学校内に地域の人たち(PTAのOBなど)が
  NPO的に学校をサポートするチームを形成し、各授業の中で、
  先生方からお手伝いしてもらいたいことをリクエストしてもらい、
  地域本部の中で、そのサポート人員を派遣するという、
  新しい教育コーディネート機能。

その他、学校ボランティアの話など、まだまだ、ありそうだが、教育畑にいない
僕がちょっと考えただけで、これくらい幅広い分野に「教育コーディネーター」は
またがる。

そこに、基調講演をした安田順先生や佐伯先生は

教育コーディネーターに求められる要素として、これまた難しい
「専門的シロウト」という概念を持ってきた。

要は「教え意識」をなくすことらしいが、1~5のそれぞれのタイプの
「教育コーディネーター」がいるなかで、それぞれなりの「専門的シロウト」の
あり方があるだろうし、それらを根付かせるにはどのようなアプローチが
ありうるのか、なんとなくで終わらせるのではなく、一つ一つ丁寧に
議論していく必要があるだろう。

どうやって根付かせていくかはこの場では残念ながら時間切れ。。。

たぶん、先生方は日夜このようなことを考えていらっしゃるだろうから
もう少しいろいろと良い知恵をお持ちだと思うが、その辺は、次回以降の
お楽しみとして取っておくとしよう。

いやいや、いままで、それほど考えてこなかったが、改めて、
「教育コーディネーター」というものを考え、意外に、わかりやすく
いいテーマ、いい切り口だと思ったので、今後もこの会には可能な限り
参加していきたい。


ただし、どれくらい、実社会や実際の教育現場に影響力を行使していくかは
気になることで、もはや、論じるだけでは物足りないというか、待ったなしの
危機的状況だと思うので、この会に関わった人たちがいる身近な学校から、
どんどん、議論の成果を注入していくシステムを作っていければ、僕的には
素晴らしいと思う。

例えば、同じグループでご一緒させていただいた茅ヶ崎の小学校の
校長先生などは、志も高く、素敵な方だったので、そのような人物がいる
学校からここでの議論を実践していくべきだろう。

最後余談だが、

僕の佐伯先生デビューは「学び合う共同体 (シリーズ学びと文化)」で、
「教育」から「学び合い」へのシフトやイリイチの「脱学校の社会
(現代社会科学叢書)
」などへの道筋をつけてもらった。

今回のグループワークの中でも、佐伯先生の一言一言はごもっともなのだが、
実際の教育現場で実現するにはかなりハードルが高い気がした。

このギャップをどのように乗り越えていくか、どれだけ周りがくらいついていけるかが、
この学び学シンポジウムの今後を大きく左右するだろう。

まだ、初めて踏み入れたコミュニティだったので、なんともいえないが、
かなり、関わっている先生方も多く、チームとしては、充実しているようなので
したので、個人的には期待大。

僕としても微力ながら、関わっていけたらなぁと思った次第。

Posted Comments

行けばよかったと本気で後悔…。
悩んでいる場合じゃなかった

2008.07.03|nonka

Post a Comment